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指標とは?/ セントラルファイナンス

[ 520] CA1653 - ISO/TR28118 「国立図書館のためのパフォーマンス指標」制定の動き / 徳原直子 | カレントアウェアネス・ポータル
[引用サイト]  http://current.ndl.go.jp/ca1653

こうした事情から、国立図書館にとって有効な指標の探求が、欧州国立図書館長会議(CENL)や国際図書館連盟(IFLA)国立図書館分科会において進められてきた。CENLでは、2001年からパフォーマンス評価のための作業グループを立ち上げ、指標群の検討やベンチマーキング適用の可能性について研究を行ってきた。また、2003年のIFLAベルリン大会の国立図書館分科会と統計・評価分科会の合同セッションでは、ヨーロッパの各国立図書館へのアンケート調査結果が報告された(2)。IFLAでは、国立図書館分科会の戦略目標に「ベンチマーキング、ベストプラクティス及び品質管理の推進、並びに経営スキルの向上」が数年来継続して掲げられている。ベルリン大会では、前述のCENLの調査報告のほか、アジア・オセアニア地域の国立図書館に対するパフォーマンス指標の利用に関するアンケート調査結果(3)も報告されている。
最初の素案にはあったが、作業グループの議論の過程で指標の有効性に疑問が生じたため削除されたのは、「国内で唯一所蔵している国内出版物の蔵書に占める割合」、「外国資料購入費の経常支出全体に占める割合」、「全アクセス中、仮想来館(ホームページへのアクセス)の割合」、「ILL申込みにおける提供できた割合」、「電子的手段によるレファレンス申込み割合」の5つであり、追加されたのは、「ホームページからのアクセス容易性」、「特別コレクションにおける電子化割合」、「貸出・複写サービスにおける職員生産性」の3つである。
国立図書館には、米国や日本のように議会図書館と一緒になっている場合、フィンランドのように大学図書館と一緒になっている場合など、さまざまな形態がある。そこで、このTRでは、国立図書館に特化した主要な業務・サービスについて有効な指標だけを取り上げている。また国立図書館以外にも、サービス対象人口が特定できない図書館など、同じ評価上の課題をもつ図書館にも適用できるとされている。
このTRの指標には、ウェブ情報の収集及び利用についての指標がない。第1回目の作業グループ会議において含めるべきと当館から意見を出したが、ウェブ情報の収集を実践している国立図書館が現時点では少ない、との理由から却下された。また、国立図書館の補足的な業務として位置づけられた、総合目録事業や国全体で進める文化的価値のある資料の電子化事業といった指標もない。さらに、ISO11620でも指摘のあるところだが、アウトカム指標やインパクト指標がない(強いてあげるなら、利用者満足度だろうか)。ただし、将来的な追加の可能性は、TR本文でも言及されている。
当館では、作業グループの原案作成に資するため、指標のデータ算出を試行した(表中最右列参照)。TRによって、ある程度は算出方法が統一されると考えられるが、算出における細かな解釈は各図書館によって異なってくる可能性がある。比較にあたっては、図書館の業務や利用者層の違いを考慮し、データの解釈について十分理解することが必要である。
委員会原案は、3か月の投票期間を経て、投票権をもつ国の過半数が賛成すればISOから正式にTRとして発行されることになる。投票の締切りである2008年5月には、ISO/TC46全体総会がストックホルム(スウェーデン)で開催される。そこで同時に開かれるSC8の作業グループにおいて、投票のコメント等を検討することになっている。順調に進めば夏ごろには制定の見込みである。
2008年8月にケベック(カナダ)で開催予定のIFLA大会では、国立図書館分科会と統計・評価分科会が合同のセッションをもち、SC8議長がこのTR化について紹介することとなっている。今後、各国立図書館がこのTRの指標群を積極的に活用し、指標の有効性について検証していくことが求められている。

 

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