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効果とは?/ セントラルファイナンス

[ 275] プラシーボ効果
[引用サイト]  http://www.page.sannet.ne.jp/onai/Healthinfo/Pracebo.html

shallplease」(私は喜ばせるでしょう。)に由来しているそうです。そこから患者さんを喜ばせることを目的とした、薬理作用のない薬のことを指すようになったのです。通常、医学の世界では乳糖や澱粉、生理食塩水が使われます。従って、プラシーボ効果(反応)は、このような薬理作用のないものによりもたらされる症状や効果のことをいいます。それはいい場合と(治療効果)、悪い場合(副作用)の両面があります。「これは痛みによく効くよ。」といわれて、乳糖を飲んで、痛みがなくなったり、逆に吐き気がでたりすることがあります。この場合、プラシーボにあたるのが乳糖であり、プラシーボ効果にあたるのが、鎮痛効果であり(治療効果)、吐き気(副作用)であるわけです。
上で述べたように、プラシーボ効果には治療効果もあるし、副作用も発現することもあります。そして時には、プラシーボ効果により検査値異常のでることもあります。プラシーボ効果の主体は暗示効果であることから、痛みなどの主観的な症状には効いても、血液検査などの検査値には関係ないと考えがちです。ところが、プラシーボの投与によっても検査値異常がでることが報告されています。最近では、北里大学のグループが、健康な人108人にプラシーボを投与したところ、そのうち18人(14.3%)の人に肝機能異常がでたそうです。
1954年には、すでにLasagnaらにより、薬理学的に効果のない薬を鎮痛薬として与えると30%の人に鎮痛効果が認められることが報告されているそうです。特に痛みという症状は心理的な影響を受けやすく、不安や孤独などにより増幅される可能性があります。たとえ薬理学的に効果のない薬であっても、飲む側が「これでよくなる」という安心感を持つことにより、痛みが緩和されるわけです。この効果が内因性オピオイド(今はやりのベーターエンドルフィンなど)によるものではないかという研究報告がありましたが、この報告はその後の研究者らにはあまり支持されていないようです。
いわゆる民間療法や健康食品の広告でみられる、「・・が直った。」、「・・がよくなった。」という実例は、たぶんにプラシーボ効果による可能性があります。一般に、プラシーボ効果でよくなるのはだいたい3分の1にのぼるといわれています。症状によっては、それ以上の割合で効果のみられることがあります。(不安、緊張に伴う症状や痛みを伴う症状は特に効果が現れやすいと言われています。)従って、効かなかった例に対しては無視して、効果があったと言っている人たちの報告だけを掲載すれば、広告をつくることは簡単です。
このホームページを御覧になって、皆さんは私がプラセボ効果について余りよい印象をもっていないように感じるかもしれません。プラセボ効果とは、ニセの薬(全く効果のないとされている薬)でも、「これは効くぞ。」と思ってのめば、効いてしまうことです。薬に限らず、いろいろな治療法、健康法にも当てはまることです。言葉を変えれば、プラセボ効果とは心理療法みたいなものといえるかもしれません。
私は、別にプラセボ効果を否定しているわけではありません。むしろ私は、病気を治療する上で、プラセボ効果は非常に重要な役割をもっていると考えています。「病は気から」といいますが、多くの病気は身体的な要因と心理的な要因とが複雑に絡み合ってその人の症状を形成します。有効な薬がまだ少なかった昔、名医はきっとこのプラセボ効果をうまく使って患者さんを治療したのではないかと思います。あの人は名医だといううわさが広まれば、「あの人にかかればきっと良くなる。」という心理が働いて、本来の薬の効果以上の効果が現われるでしょう。そういう意味では、現代の医者は余りプラセボ効果を有効に使っていないといえるかもしれません。
患者さんの治療に際して重要なことは、如何に科学的に治療するかではなくて、如何に苦痛をなくし病気を治癒せしめるかにあります。そのためには、プラセボ効果の様な心理的なアプローチも必要になってくるわけです。
ただ、私がこのホームページでいいたいことは、その治療の効果のどこまでが本来の効果か、どこまでがプラセボ効果かをきちんと区別する必要があるということです。プラセボ効果であるということをはっきり認識した上で、それを治療に応用するべきであると思います。巷にあふれる大部分の健康食品や民間療法では、本来の効果とプラセボ効果をごちゃ混ぜにして、あたかも効果のあるように見せかけていることが問題なのです。

 

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